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【摂食障害と無月経】リスクと原因・骨粗鬆症の危険

摂食障害と無月経、骨粗鬆症のリスク 摂食障害

摂食障害と無月経、骨粗鬆症のリスク

こんにちは。ろぺ @rope624 です。

先日、朝のテレビ番組『スッキリ』(日本テレビ系)で無月経のことが取り上げられていたようで、友人のツイートを見て知りました。

彼女も元摂食障害の当事者で、現在はその経験を生かして摂食障害の方のサポートや、SNSやブログ等で発信などもしています。

この無月経に関しては、私自身とても苦しんだ経験があるのでどうしても書きたかったことのひとつです。

10代の頃の無理なダイエット摂食障害で8年ほど止まってしまった生理、それによるさまざまな体や心への影響を感じてきたからこそ、是非ともこの機会にブログに書こうと思いました。

女性の皆さんにはとても大事なお話ですし、特に成長期の10代の皆さんにはどうしても心得ておいてほしいことなので、どうか最後まで読んでほしいと思います。

 

無月経とは?

無月経とは、その言葉の通り、三か月以上生理が止まっている状態のことです。

無月経には、妊娠期や授乳期や閉経期などの生理的現象でおきる「生理的無月経」と、無理なダイエットや栄養不足から起こる「病的無月経」とがあります。

さらに細かく分類もできるようですが、今回お話したいのはこの「病的無月経」のことなので、なるべく複雑にせず簡単にお話したいと思います。

まず、この病的無月経が起こる原因ですが、過度なダイエットや食事制限によるエネルギー不足や栄養不足、過度なトレーニングや運動、そしてストレスなどでも起こると言われています。

過度なダイエット等でエネルギーや栄養不足になると、ホルモンバランスも崩れ、ストレスで脳の司令塔も正常に機能しなくなります。

脳から女性ホルモンの分泌が低下しますので排卵が起こらなくなり、すると当然のように月経も止まります。

一般的にこの状態が三か月以上続くと「無月経」と言われるようです。

 

BMI18.5未満は要注意!

肥満や低体重を判定する基準のひとつとして、BMIというものがあります。

BMIは、Body Mass Index(ボディ・マス・インデックス)の略称で「ボディ・マス指数」と呼ばれています。

計算方法は簡単で、
BMI体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))です。

BMI指数の計算式

計算方法は世界共通ですが、肥満や低体重の判定基準は国によって違うようで、

日本ではBMIが22になるときの体重が標準体重で、最も病気になりにくい状態であるとされています。

そしてこのBMI数値が18.5を切ると(低体重と判定され)無月経になりやすいと言われています。

肥満も低体重も健康も、体重だけでは判断できません。(書いといてなんですが)

あくまでも分かりやすく伝えるために基準を出したかっただけなので、こういう基準もあるよというくらいに捉えてください。

BMIが全てではありません。人によって適切な体重も体型も、健康を感じられる体型も違います。

数字や体重にこだわり過ぎるとダイエットや摂食障害の罠から抜けられなくなります。

 

骨粗鬆症のリスク

骨粗鬆症のリスク

無月経になるとさまざまな不調が現れてきますが、そのうちのひとつが骨量(骨密度)の低下です。

無月経になると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下します。このエストロゲンが骨の形成には必要なのです。

エストロゲンの分泌が低下すると新しい骨が形成されにくくなりますので、骨が弱くなったり骨粗鬆症になるリスクが高まります。

年齢とともに変化する骨密度のグラフ

出典:時事メディカル

女性が人生のうちで最大の骨量(骨密度)を獲得できるのは、20歳になる前です。

とくに人生で一番骨量を獲得できる時期が12歳~15歳くらいと言われています。

上のグラフでも分かるように、20歳で骨量が最大に達するとそこからは下がっていく一方です。しかも閉経後は急激に下がっていきます。

つまり、骨の形成は10代のうちがとても大切なのです。

10代のうちにしっかり骨が形成されないと、その後20代でいくら頑張っても骨量を増やすのは難しいのです。

だから10代の無理なダイエットはやめて欲しいのです。危険なのです。

私がまさにこれなのです。中学生の時無理なダイエットをしていました。

人生で一番骨量を獲得できる一番大切な時期に、まさにその時に無茶なダイエットをしていたんです。

りんごしか食べない・○○しか食べないダイエットをしたり、朝は食べずに給食もかなり残したり、夜ご飯を抜いたり絶食したり、下剤を大量に飲んだり、変な痩せ薬を飲んだり…

かなり無茶なことをしていました。

そしたら高校の時、骨密度の検査があったのですが、見事にクラスで一人だけ引っかかってしまったんです。

その時は無知すぎて全然気にしていなかったのですが(むしろ一人だけ特別だとか思って喜んでたバカ)、今思えば中学生の時の無茶なダイエットがそこに繋がっていたのではないかと思います。

もしかしたら、歯がなくなった(弱かった)ことも、ヘルニアになったりしたことも、元を辿ればそこに原因があったかも知れません。

ヘルニアの検査の時も、骨粗鬆症までとはいきませんでしたがやはり骨量が低いと言われました。骨からカルシウムが溶け出していると言われました。

本当にその時はツラかったです。食事も栄養も摂れていなくていつもフラフラで、立つのもしんどかったです。

筋肉も脂肪もないため、歩く度に振動が骨に来て、身体中が痛くて痛くて仕方ありませんでした。痛くて痛くて毎日泣いていました。

ガリガリだった頃の私

それももう何年も前の話なのですが、今でもまだ痛くて長い時間は歩いていられません。立ったり座ったりもまだシンドいくらいです。

怖がらせるわけではありませんが、本当に若い頃のダイエットは危険なんです。

どうか食事や栄養の大切さを知っていてほしいのです

特に今10代の方は、どうかお願いですから無理なダイエットはやめてください。十分な骨量が獲得できなくなります。将来にも影響します。さまざまなリスクがあります。自分が身をもって経験しました。

今でもやはり悔しいですが、それもすべてこうして皆さんに身をもって伝えるためだったのだと思えば、心を鎮めることができます。

どうか、伝わって下さることを願います。

 

その他のさまざまな影響やリスク

無月経は骨量の問題だけではなく他にもさまざまな影響をもたらします。

エストロゲンは乳房や子宮だけでなく、脳、皮膚、骨、血管など全身で働いています。ですのでエストロゲンが減少するとさまざまな体への影響が見られるようになります。

 

血管への影響

血管への影響もあります。無月経のアスリートの方を対象とした調査では、血管壁の機能が落ちていたという結果も出ているそうです。

エストロゲン血管を柔らかくする作用があるので、無月経になると血管が硬くなりがちなのだそうです。なので閉経後の女性は動脈硬化や高血圧のリスクが高まるようです。

無理なダイエットや栄養不足によって、長い間生理が止まっているということは、閉経後と同じ状態になっているようなものですから、若いうちからでもこのようなリスクも考えられます。

 

精神への影響

エストロゲンは脳内で働く神経伝達物質とも深く関わっていて、メンタルにも影響を及ぼします。

女性ホルモンは自律神経ととても深く関わっています。無月経でエストロゲンが減少すれば自律神経のバランスも乱れますので、

イライラしやすくなったり不安が増えたり、疲れやすくなったり集中力がなくなったり、憂うつ感などを感じるようになります。

 

若年性更年期障害

更年期障害というと50歳前後の女性に起こるものと思われがちですが、最近では若い女性にも同じような症状が多くみられるようです。

無月経になると閉経後と同じ状況が続くわけなので、年齢関係なく若いうちからでも更年期障害のような症状が出ることがあります。

女性ホルモンのエストロゲンが急激に減ることによって、ほてりや発汗、のぼせ、冷え、肩こり、頭痛、関節痛、肌の乾燥、口の乾燥、目の乾燥、不眠、疲れやすい、憂うつなど多様な症状が表れます。

これらは私も日常的にほぼ全部あります。つねに冷えやめまい、全身のコリや痛みがあり、肌も乾燥しますし髪の毛もバサバサ抜けます

もう自分がおばあちゃんになったような気分さえ感じます。

 

不妊症

日本での不妊症の割合も増加しているようで、今では6組に1組が不妊症を抱えているとも言われています。

その原因のひとつが女性の低体重化です。

痩せすぎや無理なダイエットで体が飢餓状態になると、脳の司令塔は生命維持のために働き、生殖にかかわるホルモンの指令は後回しになります。それが無排卵や無月経、月経不順を招きます。

また、妊娠できても胎児に十分な栄養がいきわたらない恐れもあるそうで、低栄養で生まれた子どもが生活習慣病になりやすいことも最近問題になっているようです。

痩せすぎのままの妊娠もいろいろとリスクがあるようですので、やはりある程度の体重や脂肪は必要だと思います。

 

とにかく食べてしっかり栄養を摂るこ

止まってしまった月経を戻すためには、しっかり食べてエネルギー不足や栄養不足を解消し、そして体重を戻すことが何より大切です。

無理なダイエットや栄養不足からの無月経の場合は、食事や栄養、体重を改善することでほとんどの場合また月経は戻ってきてくれます。

そしてその他にも、十分な睡眠や規則正しい生活リズム、なるべくストレスがない生活などを心がけてほしいと思います。

ですがあまりにも長い間止まっている場合や、食事を改善しても体重を戻しても月経が来てくれない場合など、医療の力を借りることが必要な場合もあります。

決して一人で悩まないで下さい。人のチカラも病院のチカラも借りてください。

それが出来なくてここまで悪化してしまった自分だから、こうして伝えようと思って書きました。

そして摂食障害の場合は、体の治療とともに心の治療も大切ですので、できる範囲でできることから、少しずつ心と体と向き合ってみてください。

とにかく10代の皆さん、本当に本当に無理なダイエットはしないでください。体をつくる一番大切な時期です。

そして周りの大人の方も注意して見守ってあげてほしいと思います。

学校の先生も(特に運動系の)ダイエットや痩せを推奨したり、体型のことで傷つけるようなことを言ったり、無理な運動やトレーニングをさせたり、どうかなさらないで下さい。

そんなことより、何より命と健康が大事です。子どもたちの未来が大事です。

この記事が少しでもそのお力になれますように。。

 

ろぺ
ろぺ

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

参考文献:

時事メディカル「中高生は無月経にならないのが一番」

MIRAIMAGINE「ほっておくと危険!運動選手の無月経」

佐野産婦人科医院ホームページ

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