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摂食障害を松葉杖にして

摂食障害を松葉杖にして 摂食障害

この「摂食障害を松葉杖にして」は、私が自身の摂食障害の体験を昔noteに書いた記事なのですが、

とても思い入れのある記事なので、今回新しくブログを開設したにあたって、コチラにも改めて載せることにしました。

そしてこの記事は、漫画家のおちゃずけさんに過去に漫画にもして頂きましたので、合わせてそちらも次の記事に載せておきます。

おちゃずけさんは、私と同じ摂食障害の元当事者で、現在は克服されて漫画家としてご活躍されています。

「摂食障害体験記」という漫画を描かれていて、何人もの摂食障害当事者の方の体験をわかり易く漫画にされています。(私もそちらにも描いて頂いたのですが、またそれは別の記事で紹介します。)

なかなか理解されずらいこの摂食障害という病気を、元当事者のおちゃずけさんだからこそ、リアルにそしてわかり易く、心に響くカタチで漫画として伝えることができるのだと思います。

おちゃずけさんの漫画を通して、少しでも摂食障害というこの難しい病気を世間に認知して頂き、より多くの方に理解を深めて頂きたいと思っています。

おちゃずけさんとは他にも一緒にいろんな活動をしていますので、そちらも今後また別で記事にしますのでぜひ楽しみにしていて下さい!

「摂食障害体験記」はおちゃずけさんのブログからもお読みになれますので、興味のある方はリンク先からぜひご覧になってみてください。

おちゃずけさんのブログは→コチラ

ではここからは「摂食障害を松葉杖にして」の本文と、次の記事ではおちゃずけさんによる漫画をどうぞご覧ください🙌

「摂食障害を松葉杖にして」

摂食障害を松葉杖にして、私とクマのぬいぐるみ

少し昔の自分を振り返っていた。

この摂食障害という病気と、どれだけの年月を共にしてきただろう。

16年?17年?曖昧すぎてもうよく分からない。

けれど、別に大切なのは時間の長さではない。

その中で、どれだけのことをしてきたか

どれだけのチャレンジや経験をしてきたか

どれだけ自分の頭で考え悩み、自分の意思で決断してきたか

そういう事のほうがきっと重要なのだろうと思う。

子供の頃のわたし

昔のわたしはそれとはまったく逆の生き方をしていた。

お人形さんのように生きていた。

親や先生や友達、周りの人間の言うことばかりに従っているだけの人間だった。

自分の言葉も意思もない。

それが当然だと思っていたし、それが正しいことなのだと思っていた。

何よりそれがラクだったのだ。

人に従っていれば争いも起きないし、何事も丸く収まる。

わたしさえ我慢していればいい。

けれどその生き方は、自分を殺した。

自分の考えも意思もない

ココロもない

いつしかロボットのような、お人形のような、操り人形のような人間が出来上がっていた。

それは高校を出て、ひとりの人間として社会に出た時、目に見える形で表れた。

わたしは自分が何者なのか分からなくなっていた。

自分が何がしたくて、何が好きで嫌いで、自分がどういう人間で、何をどう思っているのか

そういうことが全く分からなかった。

わたしは薄っぺらな中身のない人間だったことを知った。

そこからわたしは、わたしを必死に見つけようとし始めた。

この摂食障害を松葉杖として。

摂食障害を松葉杖にして、庭で日向ぼっこしてるわたしの足

小さくて弱くてビビリの子供のわたしが、たった一人で社会で生き抜いていくためには、

何か支えが必要だった。

それが、摂食障害だったのだろうと思う。

わたしの人生のパートナーだった。

寂しいとき、過食に頼った。

苦しいとき辛いとき、過食に頼った。

不安なとき怖いとき眠れないとき、過食に頼った。

頑張るために、過食に頼った。

生きるために、過食に頼った。

頼らなければ生きていけなかった。

生き延びるための、ひとつの選択肢だったのだと思う。

本来、人はみんな何かしらに頼って生きている。支えられて生きている。

頼らないで生きている人なんていない。

たったひとりで生きている人なんていない。

頼る先はいろいろあるだろうけど、なるべくそれは沢山あってほしいし、

なるべくそれは物や何かでなく「人」であって欲しいと思う。

頼る先が少なかったり、頼る先がひとつしかなかったりすると、それは依存になる。

それだけを支えに生きることになる。

わたしは食べることや過食やお酒を飲むことが悪いとは思わない。

それでストレスを発散している人はたくさんいるし、このストレス社会を生き抜くためのひとつの手段だと思う。

けれど、それだけに頼っていたら身体を壊すよ、病気にもなるよって

心も身体も人間関係も、人生も、崩れていくよ、虚しい人生になっていくよって、言いたい。

わたしが身をもって経験済みなので。

だから、なるべく多くの頼れる先をつくってほしい

好きなことや趣味もたくさん持ってほしい

そしてその頼れる先を、なるべく「人」につくって

人との繋がりを、社会との繋がりを、本当の人間関係をつくってほしいと願う。

依存症の根っこは「孤独」だから。

きっと依存症の人はそれらをつくれたことがないんじゃないだろうか。

上っ面な人間関係しか築けたことがなく、人との深い繋がりや関係を持てたことがないんじゃなかろうか。

人の愛も温もりも、知らないんじゃなかろうか。

だから、病気がそのチャンスをくれたのかもしれない。

どうか、どうか、孤立してしまわないでください。

その先に待っているのは、究極、「死」です。

そっちに行かないで。

人のいっぱいいる方へ向かって、不安でもいいから人の中へ入って、人の愛や優しさを受けて、

温かい世界を感じてください。

わたしはそっちに明るい未来があると思います。

いつか松葉杖がいらなくなる世界が。

筆文字イラスト「希望」

 

おわり。

 

コメント

  1. 大ちゃん より:

    接触障害を松葉杖にしてをおちゃずけさんが漫画にしてくれた頃からアユミちゃんが変わり始めたきがするなー!

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