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【摂食障害で歯が溶ける】NHKニュース摂食障害と歯の関係に出演して

摂食障害

こんにちは。ろぺ @rope624 です。

摂食障害を経験したことのある方ならお分かりだと思いますが、摂食障害と歯の関係は切っても切り離せないとても重要な問題です。

特に食べ吐きを繰り返す過食嘔吐の場合、歯への負担はかなり深刻です。ほとんどの方が虫歯に悩まされていると思います。

今回の記事では、昨年私が出演した、NHK総合「おはよう日本」番組内での摂食障害と歯の関係の特集

摂食障害と歯の関係、摂食障害で歯が溶ける

『”歯が溶ける”摂食障害の実態』の放送内容を織りまぜながら、

摂食障害と歯の関係や、過食嘔吐が歯にもたらす影響・リスク、歯医者さんとの付き合い方など、

自分の経験からお話できることをお伝えしようと思います。同じように摂食障害で苦しんでいる人の歯の悩みを解決するお手伝いができれば幸いです。

 

摂食障害になったきっかけ

まず始めに私が摂食障害になったきっかけから少しお話します。

私が摂食障害になったのは18歳の頃で、きっかけはやはりダイエットでした。

高校を出て自由にオシャレもできるようになって、もっと素敵に服を着たい、もっと可愛くなりたい、そんな思いから極端な食べないダイエットをしました。

急激に痩せましたが、その反動ですぐに過食が始まりました。食べても食べても止まらなくなったんです。

そこに嘔吐を覚えてしまったことで、過食に拍車がかかりました。毎日食べては吐き食べては吐きを繰り返すようになりました。

ただ、私の経験から言うと、そこまで過食嘔吐にハマったのはダイエットだけが理由ではありません。

ダイエットは単なるきっかけに過ぎず、過食に依存する理由や背景は他にいろいろとありました。

私の場合はちょうどその頃、人生の挫折がありました。音楽学校に通っていたのですが、そこで自分の実力のなさ目の当たりにして学校もやめてしまったんです。

それまで自分にとって全てだった音楽が自分の中からスッポリと抜けてしまったことで、私はその空白を埋めるように過食に依存していきました。

多くの方が摂食障害になるきっかけはダイエットだと思いますが、それを発症させている原因…病の根っこもっと深いところにあります。

育ってきた環境や、元々の性格や、人間関係や、仕事や学校のストレスや、何かの挫折や、辛い出来事や…

そういうさまざまな要因が積み重なり、絡みあい、既に病の種は自身の中にできあがっていたんですよね。

そこに何かのきっかけで(ダイエット)マッチを擦ったように病の種に火がついたのではないかと思います。

 

十年以上の過食嘔吐で歯がボロボロに

18歳の時に摂食障害を発症してから、私はほぼ毎日の頻度で過食嘔吐をしていました。

酷いときは一日中です。寝る以外の時間は全て過食嘔吐に費やしていました。

吐いてしまうからまた食べれてしまうわけです。永遠に食べれてしまうんです。

これはもう本当に魔のループです。時間も体力もお金も、全て過食嘔吐に奪われていきます

吐けないことももちろん辛いかもしれません。自分も非嘔吐の時期もあり、その時は70キロを越えていました。

だから吐けない辛さも分かります。

でも、それでも、やはり私は吐くことはおすすめしません。吐き方を教えてくださいと言われても教えたくありません。

それだけ「嘔吐」は摂食障害を長引かせると思っていますし、何より歯への影響が大きいからです。

嘔吐によって逆流してくる胃酸はとても強烈な酸性です。これが歯を溶かします。

酸蝕症と言われていて、虫歯は虫歯菌が歯を溶かしますが、酸蝕歯はこの胃酸が歯を溶かすわけです。

固い歯の表面やエナメル質も溶かしてしまいます。

そのくらい胃酸は強烈なんです。

もしも、嘔吐を覚えなければ、今でも歯は残っていたのではないかとふと思う時があります。

悔しいけれど、失った歯は戻ってきません。だからこの悔しさを少しでも活かしたくて、こうしてブログを書いています。

 

絶えず口に入れ続ける甘いもの

摂食障害で歯が溶ける

 

摂食障害で歯が溶ける

私は基本的に過食するのは甘いものばかりでした。

菓子パンやクッキーやチョコレートや、スナック菓子など、とにかく歯によろしくないものばかりを過食していました。

甘いもの、砂糖は虫歯の原因になるのは当然ですが、スナック菓子やお煎餅などの固いものも相当負担になっていたと思います。

ガリガリと噛むことで歯にも顎にも負担がかかっていたように思います。固いもので歯が欠けることもよくありました。

甘いもの、砂糖への依存は過食の時だけではありません。

普段、外では食べ物が怖くて食べれないので、エネルギーや栄養を摂るのがジュースや飴やゼリーやグミなどでした。

それらをちょこちょこちょこちょこ口に入れ続けているわけですから、これはもう虫歯菌のパラダイスです。

歯を磨いでもまたすぐに食べますから、当然磨かなくなりました一日中甘いものが口の中に入っていました。

今思えば、虫歯になり差し歯になり入れ歯になるのも当然のことだったように思います。そうならざるを得ない行動を毎日繰り返していたわけですから。

 

虫歯はあっても怖くて歯医者に行けない

どんどん虫歯が増えているのは分かっていましたが、歯医者さんには行けませんでした。

怖くて怖くて、恥ずかしくて、どうしても行きたくなかったのです。

パニック発作の恐怖もあって怖くて行けませんでした💦

歯の痛みが限界になるまで我慢していました。もうこれ以上は耐えられない!ってところまでいってようやく歯医者に行くわけです。

しかし歯医者に行ったら行ったで、やはり傷つくことを言われるんです。

なんでこんなになるまで放っておいたの!」「もっと早く来なさい!」「ちゃんと歯を磨きなさい!」

その度に耳を塞ぎたくなりました。あと何回この言葉を聞けばいいのだろうと。

毎回泣きながら帰りました。

毎日のように過食嘔吐をしていたおかげで常に身体はフラフラ、体力もなく、

歯医者に予約をしても、行けなかったり時間に間に合わなかったりすることが度々ありました。

するとやはり歯医者さんもしびれを切らして「もう来ないでいい!」なんて言われたりもしました。

何度歯医者を変えたことか分かりません。

変えても変えてもやはり同じことが起こりました。なのでもう本当に歯医者に行くことが苦痛でしかなかったんです。

 

20代で入れ歯になる

歯を失い入れ歯になる

歯医者に行かないことでどんどん歯は悪くなりました。

一本また一本とどんどん差し歯が増えていきました。奥歯も前歯もほとんど差し歯になっていました。

神経もほとんど抜いてしまいました。

それでも過食は止まることはありませんから、歯は更に悪くなっていきました。

差し歯を差している根元の歯まですり減ってしまって、もう差し歯が耐えられなくなってしまったんです。

刺しても刺しても刺さらなくなりました。

そこでついに歯医者さんから「もう入れ歯にするしかない」と言われたんです。

当時の自分は特に驚きもしませんでした。このまま行けばいつかそうなるだろうと思っていたからです。

でも、現実は甘くありませんでした。入れ歯になってからの辛さときたらもう!💦(これはまた別記事にまとめたいと思います)

この時の私は歯のことも入れ歯のことも全く知識がなかったので、歯医者さんの言われるままに従ったのですが、、

これが大きな間違いでした。

歯を削ってしまい入れ歯にしてしまってから、別の歯医者さんにも行ってみたのですが、そこでなんと、

まだ入れ歯にする必要なかったよ」と言われたんです。これには大ショックでした。真っ青になりました。

なんで先に別の歯医者さんにも相談してみようと思わなかったのだろうと、酷く自分を責めました。

そして以前の歯医者さんを憎みました。自分より歳の若い歯医者さんだったので、経験も乏しかったかもしれません。

でもその時の私には気づける余裕はありませんでした。

だから今ここで伝えたいのです。

入れ歯にするのは本当に最終手段です。歯を抜いてしまったら終わりです。

その前に何とか別の方法がないか歯を抜かなくても済む方法はないか、いろいろ調べたり探してみてほしいのです。

いくつか歯医者さんを回ってみてほしいのです。ひとつの歯医者さん、ひとりの医師の言葉だけを信じないでほしいのです。

病院にセカンドオピニオンがあるように、歯医者さんでもそれがあっていいと思います。

自分を守れるのは自分しかいません

歯医者に行くのも自分、行かないのも自分、歯を磨くのも自分、磨かないのも自分です。

どうか皆さん、今からでも、できる範囲ででもいいので、しっかり歯のケアをしてください。

歯は一生ものです。なくなったら生えてきません。

歯を失って大きく人生が変わってしまった自分だからこそ、今もこれからも、伝え続けていきたいです。

摂食障害で歯が溶ける

 

歯医者さんの摂食障害への理解

歯医者さんの摂食障害についての勉強会

最近では、歯医者さんの間でも摂食障害の理解を深めるための勉強会なども行っているそうで、とても嬉しく思います。

患者さんの歯の状態や吐きダコや身体の異変などから、少しでも摂食障害に気づいてあげられたらと、理解や認知を広めようとしてくださっている先生もいらっしゃいます。

摂食障害、過食嘔吐でできる吐きダコ

 

摂食障害の身体への負担や合併症

それでもまだまだ歯医者さんの摂食障害に対する理解や認知は乏しいものだと思いますので、

少しでも自分がこうして記事を書いたり呼びかけをすることで、それを伝えることが出来たらと思います。

さいごに、この時に出演してくださった歯医者さんからの、歯を守るためのアドバイスを載せておきたいと思います。

 

・食べ吐きの症状がある人は吐いたあとに水やお茶などでうがいをしてください。

・吐いてから30分ほどたつと胃酸で溶けた歯の表面が硬くなるので、歯磨きはその後にしたほうが歯への影響が減らせます。

・拒食症でカロリー不足を補おうとふだんからアメやガムを口の中に入れている人は水でよくうがいをしてください。

・口の中の状況は人によって変わるため信頼できる歯科医師を探して定期的に受診をしてください。

引用:NHK NEWS WEB

どうかできる範囲でも、できることからでもいいので、自分の歯を自分で守ることをしてほしいと思います。

何度も言いますが、自分を守れるのは自分しかいません

何でも自分ひとりでやれと言ってるのではありません。むしろどんどん人には頼ってください。

その助けを求めたり声を上げたりする行動を起こせるのは自分しかいないと言うことです。

摂食障害は、心のケア・心の治療だけでなく、歯のケア・歯の治療も同時に行っていくことが大切です。

先延ばしすればするほど、状況はどんどん悪くなっていきます。

時間もお金もさらにかかることになります。辛さもどんどん大きくなっていきます。

だからどうか、早め早めに、まだことの小さなうちに虫歯の小さなうちに、歯医者さんへ行くなり助けを求めるなり行動を起こしてほしいと思います。

でないと私みたいにおばあちゃんみたいな口の中になってしまいますから!💦

そして最後になりますが、この時の取材の様子や放送のことをWEB版のNHKニュースにまとめて下さってますので、ぜひそちらも合わせてご覧になってみてください。

より詳しくその時のことを知っていただけるとおもいます。下記からどうぞ↓↓

エラー|NHK NEWS WEB

 

人間は生きている限り食べなければなりません。生きるために「食事」をする、そのための歯は生涯のパートナーです。

人生の最期まで美味しく楽しく自分の歯でごはんを食べられるように、

どうか皆さん、ご自分の歯を守ってあげてください。

 

ろぺ
ろぺ

長くなりましたが今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!!

 

 

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