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【摂食障害からの回復記録】私が病気や痩せを手放せるようになってきた理由

摂食障害

こんにちは。ろぺ @rope624 です。

先日はバレンタインでしたね。すっかり忘れていて、さっき一日遅れでりんごのケーキを焼いてみました🍎

バレンタイン ケーキ

(←チョコレート全く関係ねぇ‪w)

作っていてふと思ったことがありました。

ろぺ
ろぺ

あれ、ぜんぜん過食欲が湧かないなぁ。。

今までだったら、ケーキを焼いてる時点で匂いにやられて過食欲が爆破してるはずなんです。

焼きあがったそばから手づかみでそっこー口に放り込んでいたり、むしろ待てなくて生の生地のまま食べちゃったりしてました。

摂食障害の過食欲や、食べることへの欲求って本当にすごいんです。コントロールできるものじゃありません。

そんな私がどのようにして今こうして落ち着いてケーキを焼けるまでになったのか、今回はその経緯や今までの流れを少し振り返ってみたいと思います。

 

「摂食障害」や「痩せ」以外の自分の構築

摂食障害や痩せ以外の自分の構築

過去の私と今の私を比べたときに、一番の大きな違いはこれだと思います。

食べること(過食)や痩せ以外の場所に「自分」というものを見出せていることです

過去の私は、自分には「痩せ」以外に何もありませんでした。正確には何もないと思い込んでいたという方が正しいかもしれません。

「自分=痩せ」でしかなかったので、痩せを守ることだけに全神経を費やしていました。痩せでなくなったら自分を失ってしまうことになるからです。

そしてその痩せ以外に何もない私を、「摂食障害」という鎧が守ってくれていたのでした。

惨めで寂しくて、苦しくて痛くて、いつも無力感や孤独に襲われていた私を「食べ物」は癒してくれました。

過食は、毎日を生きるための唯一の原動力でした。

そんな私が、筆文字やアートや音楽やブログを始めたことで、少しずつ「摂食障害」や「食べ物」や「痩せ」以外の所に、自分というものを見出してきたのです。

それが一番自分を変えてくれたものだと思います。

少しずつ少しずつ、病気や痩せというものから、自分の好きなことや楽しいことのほうに意識が移り変わっていきました

それまで過食や痩せに注いでいた時間も、体力も思考もお金も…

少しずつ少しずつではありますが、自分の好きなことやりたいこと楽しいことのほうに向けられるようになってきたんです。

 

夜の商売をしていた頃

筆文字やアートを始める前の私は、本当に孤独で惨めでした。

ガリガリの体で毎日明け方まで夜の仕事をし、そのお金で大量に食べ物を買い込んではその日のうちに全て使ってしまう、そんな生活をしていました。

小さなアパートにひとり、頼れる人も友達もおらず、たったひとりで食べ物と共に孤独に生きていました。

今でも、思い出すだけでも涙が出てきます。食べ物だけが友達でした。食べ物が恋人でした、家族でした。

当時ひとり暮らしをしていた家

当時ひとり暮らしをしていた部屋。

過食の為だけに生きていたと思います。

毎日毎日、ただ過食と仕事の繰り返しだけで、生きがいも趣味もやりたいことも何もありませんでした。

しかし、その生活や生き方は私を破壊していきました。だけでなく身体も、も、人生も、知らず知らずのうちにじわじわと破壊していたのです。

仕事中にも何度も倒れるようになり、気づけば35キロになり布団からも起き上がれなくなっていました。仕事どころではなく生命の危機です。

そうなってようやく、自分の無力さや体力の限界に気づけたと思います。ある意味負けを認めることができたのかもしれません。

私は思い切って仕事も辞め、一度何もかも手放し、実家に戻り一からスタートすることにしました。

 

ロペとの出会い

ロペとの出会い

再スタートするため実家に戻ってきたわけですが(それが2014年頃)、そこで運命の出逢いを果たします。

ロペ(猫)との出逢いです。

実家に戻ってきた翌日に、散歩中に公園に捨てられていたロペを見かけたのです。

拾ってきた日のロペ

拾ってきた日のロペ。今にも死にそうなくらい弱ってた。

私があの日実家に戻ってきていなかったら、今ロペはこの家にいません。

初めはどこか引き取ってもらえる場所や知り合いはいないか探していたのですが、見つからなかったので、結局ウチでしばらく面倒を見ることにしました。

それが良かったのかも知れません。ロペとの出会いは間違いなく私たち家族に新しい世界をもたらしてくれました。

ロペが来てくれたことで家族が賑やかになりました。笑顔も笑い声も増えました。

今では父も母も我が子のように可愛がっています。完全に家族の一員ですし、生きがいでもあります。

 

筆文字やアートとの出会い

筆文字アートとの出会い

仕事も辞め、心新たに実家で新しいスタートを切った私でしたが、やはりそこからがまた新たな戦いの始まりでした。

仕事を辞めたことでまたポッカリと心にも時間にも穴があいたわけです。

見たくなかった本当の問題とそこで直面することになります。真に向き合わなければならない問題が浮かび上がってきました。

私はなぜ生きているのだろう?私は何のために生きているのだろう?私は何者なのだろう?

そんな事を毎日考えざるを得なくなりました。

そこから自分と向き合う日々が始まります。新しい自分を構築する期間に入った気がします。

毎日自問自答の日々でした。私は何がしたいんだ?なぜ生きているんだ?しかし、いくら問いかけても答えなど出ませんでした。

そこで私はその苦しみを筆文字で表現するようになりました。それが筆文字やアートとの出会いでした。

毎日毎日布団の中で死にそうになりながらも、その苦しみや生きづらさを必死に書き殴っていました。

当時描いていた筆文字

当時描いていた筆文字

その時は、何のために描いているのかも、こんなことしていて意味があるのかも、何にも分からないままに描いていましたが、

今思えばちゃんと意味があったと思います。その苦しみながら描いていた時間の全てが今につながっています。

あの時の経験がすべて、今の自分を造ってくれています。

 

心繋がれる人達との出会い

筆文字を始めたのと同じくらいに、TwitterやFacebookなどのSNSも本格的に始めました。

それまで友達もいませんでした。摂食障害や病気のことを話せる人がいなかったんです。

近くに人はいても、病気の苦しさや辛さ、生きづらさ、そういったものを共有できる人がいなかったんです。

つまり心が繋がれる人がいなかったのです。

それをSNSの世界が変えてくれました。ネットによって自分が求めていた人達と出会えたのです。

大切な仲間

苦しい時、本当に皆に支えてもらいました。もう本当に、お礼をしてもしきれないほど、たくさん救ってもらいました。

皆と出会ったことで、人との接し方や新しい人間関係の築き方を学ぶことができましたし、

子どもの頃から一度も感じたことがなかった心の繋がりも、この歳にして初めて感じられた気がします。

皆との出逢は、間違いなく私を大きく変えてくれました。

 

経験がすべて

経験は宝

筆文字やアートを始めてからこの5・6年の間に、色んな経験をしました。

個展や合同展も何度か開かせて頂きました。

摂食障害関連の取材や、NHKの番組などにも出演させて頂きました。

SNSで出逢った皆とも、実際にいろんな人と会うことができました。

その経験が、すべて、今の私を造ってくれています。

今のこの私を構成している原材料です。

苦しかったことも楽しかったことも、死にたくて泣いていた日々もすべてがです。無駄なことは何もありません。

結局、経験してきたことがすべて自分自身になるのです。血肉になるのです。

そんなこともこの5・6年の間に学びました。

過去の私は「行動」できない人間でした。初めから諦めていた人間でした。

どうせやっても無駄だ、こんなことして何の意味があるんだ、どうせできるわけないし…

そうやって過食に逃げているだけの人間でした。でもそうやって過食に逃げている限り何も変わりませんでした。

そのとき一時だけは過食によって辛さから逃げられるのですが、現実は何一つ変わっていないわけですから、また朝目覚めれば同じ現実が待っています。

それを変えていくには「行動」しかないんです。

小さくてもいいから何か行動を起こしていくことなんです

それが健全な対処法です。(過食の原因は栄養不足や飢餓の影響もありますので、それだけが全てとは言えませんが。)

けれど、この行動」の大切さは摂食障害や病気に関係なく、どんな人にも言えることだと思います。

行動することでしか、未来も自分も変わってはいきません

そんなことをもこの病気からも学びました。

 

身近な人(家族)との関係

人間関係

摂食障害や心の病は、人間関係もとても大きく影響していると思います。

一番影響するのは、やはり身近にいる人の存在です。その人との関係です。

人間は周りの人や環境に影響を受けてしまうものです。一緒にいる人で人生も性格も変わっていきます

ですから誰と一緒にいるかは本当に重要な問題ですし、疎かにしてはいけません。

私の場合、一緒に住んでいる家族との関係はやはり大きかったです。

そもそも家を飛び出したのも家族との関係が上手くいかなかったからです。

あの頃はまだ家族も摂食障害というものへの理解がありませんでした。というのも今思えば当然のことでした。

だって摂食障害なんてもの人生で始めて出会って知ったわけですから、本人も含め家族もそれが一体どんなものなのか分かるわけありません。

本をよんだくらいで理解できるものではありません。ですから衝突して当たり前でした。

母も私もいっぱいいっぱいぶつかりました。泣きました。もがきました。苦しみました。

父とも衝突しました。怒鳴られたり泣かれたりしました。

本当に本当に苦しかったです。でも、そうやってぶつかりながら苦しみながらしか、理解し合うすべがありませんでした。

その経験や時間を経て、私も父も母も少しずつ少しずつ、考え方や態度が変わっていきました。

時間しか解決できないものもあるのだと思います。いくら解ろうにも、理解し合おうにも、その時にはどうしようもないこともあるのです。

父と母はよくここまで耐えてくれたと思います。昔は怒鳴られたり物を投げつけられたりもしましたが、今はとにかく応援し見守ってくれています。

家族の支えや理解がなければ今こうして筆文字アーティストとしての私はここに存在していません。

好きなことをさせてもらえているのは、全て父母のおかげだと思っています。

本当にありがとう。

まだ父母にはお世話になっている最中なので、これからもっと自立して、恩返ししていけるように頑張りたいと思います。

 

言いたいことが言えるように

食べ物じゃなく言葉を吐き出そう

そしてこれも大切なポイントですが、

自分の気持ちや感情、思っていることを口に出せるようになってきたことです

自分を表現できるようになってきたことはとても大きな進歩だと思います。

好きなものは好き、嫌なものは嫌、できないことはできないと、素直に言えるようになったことで随分生き方がラクになりました。

楽しいときには思いっきり笑う、苦しい時には思いっきり泣く。苦しい時には苦しいと言う、助けを求める。

誤魔化さないで目をそらさないで、ちゃんと自分の気持ちと向き合うこと、これはとても大切です。

過去の自分はそれらの感情に蓋をしていました。自分の中に閉じ込めていました。

だからそのストレスが毎度の過食に向いていました。

初めは自分の気持ちを言葉にすることがとても難しかったのですが、それも少しずつ少しずつ練習しました。

TwitterやFacebookなどのSNSはその練習の場になったと思います。何年も続けていく中で少しずつ自分の気持ちを言葉にする練習をしていました。

幼い頃から自分を押さえ込んで、あまり感情を表現してこなかった人にとっては、自分の気持ちを言葉にしたり感情を表現するのは初めは難しいと思いますが、

やはりそれをしない限りは病気もよくなっていかないと思いますので、少しずつ自分の気持ちを言葉にしたり、自分を表現する練習をしてほしいと思います。

そうして縛っていた自分を徐々に解放していってあげてほしいと思います。

 

まとめ

食べることは生きること

と、ここまでの流れを少し振り返ってみましたが、上のような環境や心の変化と共に「食事」も摂れるようになったからこそ元気になれてきたのだと思います。

やはり身体を造っているのは、口から取り入れた「食べ物」です。食べなければ元気な体も心も作ることはできません。

きちんと栄養を摂らなければ、正常に体も脳も機能してくれませんし、過食欲も収まるわけがありません。

ですがその食べたい」「食べよう」という気持ちを引き出してくれるのは「生きたい」という気持ちです。

その「生きたい」気持ちを呼び起こしてくれるものは、大切な人だったり家族仲間だったり、優しさだったり、

自分の好きなこと楽しいことや、やりたいことや、希望生きがいだったりするのだと思います。

摂食障害は「食事・体」と「心」とを同時に見ていかないといけないので、少々やっかいだったりもします。

食べることと同時に、環境や人間関係の問題や「心」の問題を解決していかなければなりません。

それはひとりでは出来るものではありませんし、そもそも「孤独の病」「人間関係の病」とも言われていますから、

人と共に協力しながら支え合いながら、一歩ずつ一歩ずつ新しい生き方や自分を見つけていくことが大切なのではないかと思います。

どんなに時間はかかってもいいですから、信頼できる人たちと共に、ゆっくりそれを創り上げていってほしいと思います。

最後になりますが、今回の話もあくまでも自分の経験にもとづいての話ですので、決してこれが正解でもありませんし、万人に共通する話でもありません。

皆さんには皆さんのそれぞれの道があります。それぞれの答えがあります。

それを自分の頭で考え悩み、試行錯誤し行動しながら見つけていくことも、また人生の勉強のひとつです。

自分もまだその道の途中ですが、

どうか、皆さんもそれぞれに回復の道を見いだせることを願っています。

ろぺ
ろぺ

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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