こんにちは。ろぺ @rope624 です。
少し前に槇原敬之さんの薬物でのニュースが話題になりましたが、
その時にメンタリストDaiGoさんがYouTubeで話していた内容がとても良かったので、私なりにまとめて記事にさせて頂きました。
この話は「自尊心」がテーマに進められていきます。
この「自尊心」は、摂食障害にも依存症にもとても大きく関係していますので、ぜひ最後までこの記事をご覧になって理解を深めてほしいと思います。
ちなみに参考にさせて頂いたDaiGoさんの動画はこちらです↓↓
合わせてこちらもご覧になられることをオススメします。
どんな人が中毒や依存症になりやすいか?
薬物やアルコール中毒、食べ過ぎなど、身体には悪いとわかっているのにやめられないものはたくさんあると思いますが、
そういう中毒症状にハマりやすい人とは一体どういう人なのか?いろいろと研究結果が出ているようで、
まず大前提として言えるのは、
ウツっぽい人・不安になりやすい人
なのだそうです。
こういう人は普段から、社会的にも自分の身体的にも良くない行動をとりやすいと、様々な研究で言われているようです。
ウツっぽく不安を抱えやすい人は、現実逃避の方向に向かいやすいのです。
自分でも自分が良くないことをしていると分かっているので、当然、他人には言えませんし一人で抱え込みます。
さらに自分は悪いことをしている、自分はダメな人間だと責めますから、どんどん不安は募り、
今度はその不安から逃れるために、また良からぬ行為に手を伸ばすという負のループに陥ります。
最大の原因「自尊心の低さ」
ウツや不安が、中毒や依存症を引き起こす要因であることが分かったと思いますが、
実はそれ以上に悪影響を及ぼすものがあるということで、それが
「自尊心の低さ」
だといいます。
これは私も以前から注目していたことですし、散々言ってきたことです。
以前のこちらの記事にも書いた通り、摂食障害の本質、つまり病の根っこにあるものは「自尊心の低さ」です。
自尊心とは、ありのままの自分を認め尊重し、受け入れられる能力のことです。
この自尊心の低さが、人間が良からぬ行為をとってしまう原因のひとつであり、中毒や依存症を引き起こす原因でもあるわけです。
自尊心が低いと、常に頭の中に悪魔の囁きがあります。
こんな自分はダメだ、どうせ自分なんか、こんな私ではいけない、まだまだ足りない、もっともっと頑張らなきゃ…
そんな悪魔の囁きに常に苦しめられています。だからそこから逃れたくて必死なのです。
すると、いろいろな甘い罠や良からぬ行為に手を染めやすくなります。
これが中毒や依存症に陥ってしまうカラクリだと思います。
差別や偏見と「自尊心」の関係
自尊心に関しての研究で、約700人の学生に、これまでに自傷行為や薬物など自分を傷つける行為をどれくらいしたことがあるかを尋ねた研究があります。
そのうちの119人はLGBTQだったそうで、そのLGBTQの人たちの35%が何らかの自傷行為をしたことがあると回答したのに対し、
その他のヘテロセクシャル(異性愛者)の人達は14%だけだったそうです。
さらに、LGBTQ・ヘテロセクシャルに関わらず、ネガティブな行動の原因になっていたのが「自尊心の低さ」だったといいます。
この結果から何が見えてくるかというと、
LGBTQの人達は差別や偏見を受けやすく、それによりありのままの自分を受け入れられなくなっているのではないかということです。
差別や偏見の結果、自尊心が低下して、良からぬ行為に手を染めやすくなるのではないかと。
このように自己破壊的行為をしてしまうのは、本人のメンタルの問題というよりは、
差別主義の対象になりやすい人たちであるということが原因のひとつとしてあるかもしれません。
ある意味、本人の力ではどうしようもない部分もかなりあるのです。
つまり、中毒や依存症の問題は社会的な問題でもあり、病気でもあるわけですから、
「あいつ犯罪者だ!」とみんなで責めるのではなく、じゃあなぜ彼がそうなってしまったのか?その原因はなんなのか?
そして、そういう方向に手を染めずに済むためにはどうすればいいのか?
周りがサポートをしながらみんなで考えていくことが大切なのではないかとDaiGoさんも仰っていました。
なぜ芸能人に薬物問題が多いのか?
そもそも芸能人だからニュースになる、ネタになる記事になる金になる、そうやって大きく取り上げられているということがあります。
芸能人でなくたってやっている人は大勢いると思います。でも芸能人だから目立ってしまうわけです。
そして、芸能人はやはり自分を売る商売ですから、自分という商品を常に保っていなければならないという大きなストレスもあります。
大衆向けの、本当の自分とは違う自分を演じていたり、世間が思っている自分とは本当は違うのになぁ…と思っていても、それを表に出すことはできないのだと思います。
そして常に週刊誌や他人の目があります。
ちょっと羽目を外したり、異性と食事や遊びに行ったりしたら即ニュースにも記事にもなりますし、
今はいつでもどこでも誰にでも、ケータイですぐに写メや動画も撮られる時代です。
こうなればもう本来の自分を出したくても出せません。

週刊誌は薬物中毒やヤバいものに手を染める促進剤になっている。
だから週刊誌は法律によって禁止すべきだと思う。
まとめ
このように自尊心の低さは、中毒や依存症の原因になったり、良からぬ行為に手を染めやすくなったりもします。
自分を傷つける行為や、不健康な行動、自己破壊的行為や、人間関係で損をするような行動を無意識にとるようになっていたら要注意です。
一度立ち止まって自分を見つめてみてください。
自尊心を失ってはいないか?どうしたら失った自尊心を取り戻せるだろうか?
どうしたら自分のことを好きになれるだろうか?
一番良くないのは、こんな自分はダメなんだと自分を責めることです。
そして自分を抑え込むことです。
抑えれば抑えるほど、自尊心は低下します。するとさらに、自己破壊的な行為に手を染めやすくなります。
大切なのは、まず、今の自分の良さや素晴らしさに気づくことです。
悪いところではなく良いところに、無いものではなく有るものに、目を意識を向けてみてください。
あなたは既に頑張っていると思います。十分、素晴らしい人だと思います。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
参考サイト:メンタリストDaiGoさんのYouTube「槇原敬之さんが抜け出せなかった本当の理由」
↓動画でDaiGoさんがオススメしていた本
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